OLDCODEX Tour 2015"ONE PLEDGES"を振り返る

去る7/19、Zepp Divercityにて最後の20公演目を終えたOLDCODEX。本当にお疲れ様でした。Ta_2は声優としての仕事の傍ら、YORKE.さんも個人の仕事がありましたしよくよく考えたらツアー始まる前に怪我していたことを思い出しました。それほど本人たちがどの公演もパワフルかつ楽しそうだったのではないでしょうか。来年2月には再び武道館公演(しかも2days!)が決まり、更なる進化を遂げられたように思えます。

 

全20公演ある中のたった3公演しか足を運べませんでしたが、ある意味貴重な時間を体感したので個人的な感想をまとめてみようと思います。

 

 

まず、今回のツアーはセトリが2パターンありました。2days行う都市が多く、2日間行く人にとって飽きさせない印象を受けています。セトリはMeteor Train、crossing fate、Night Flight、Painterで、セトリはmono frontier、Steal Mine、brace yourself、Landscapeが変則パートでした。オーディエンスの方はどちらのパターンが好きだったのか結構気になっていたりします。

 

私が行った3公演は以下の通りです。

5/15 BLUELIVE HIROSHIMA:セトリ②
6/12 Zepp Namba:セトリ①
6/13 Zepp Namba:セトリ②

豊洲2日目で一部セトリが変わったというレポを見てええっ?ナイフラがないセトリが当たったらどうしよう?!と動揺しました。しかし、実際に行ってみないと分からないものですね。私は断然セトリ②派だ、と胸張って言えます。

 

まず、何故私が②派だと言うのか、広島公演を振り返っていきます。

 

結論から言ってしまうと、広島は印象に残る公演だったからです。その時のTa_2の喉のコンディションが良くありませんでした。最初は気づかなかったのですが、だんだん声が出しづらそうな歌い方になり、Achromatic habitがだいぶきつそうだったのを覚えています。聴いてるこっちも辛かった。MCでも「本当に自分の管理不足です。すいません。」と話していました。YORKE.さんが「俺はこいつのこと信じてるから。」と言ってから曲が進むにつれてびっくりするくらいに声が出ていました。最初、心配するオーディエンスに対してTa_2「心配されるの嫌なんだよね、俺ら」YORKE.「俺は嫌いじゃないけど…」意地っ張りなTa_2です。そこが好きなんですけどね。

 

フロアの盛り上がりと共に、Ta_2の声も比例するように出ていて会場全体がひとつになった2時間半でした。ステージ上に立っている以上は弱みなど見せるべきではありませんし、見せたくないと思います。特に、真面目でプライドも高いTa_2が自分の非を認めて気持ちを入れ替える瞬間なんてなかなか見れる場面ではないはずです。また、Ta_2にとってYORKE.さんの存在が大きいのだなと改めて感じました。

 

Landscapeってセトリの最後のほうに来るような曲だと思っていたのですが、今回中盤にあって。あれって問答無用に会場がひとつになる曲なんだと気づきました。やはり少しは本人もオーディエンスも動揺していた気持ちを引きずっていたと思います。しかし中盤にあったからこそ会場がひとつになるきっかけになった気がします。最後には声が出なかっただなんて幻かのような。お互いやりきった、達成感に溢れている気持ちでいっぱいでした。終わってから、楽しかったとしか言葉が見つからない状態でした。

 

神さまのいけず。 — Diary

 

 

 

ちょうど1ヶ月の間隔があいて、大阪公演を迎えました。この2日間に関しては最高ということだけです。詳しいレポなんてどこにでも落ちていますし。ただ、ひとつ言えるのはAchromatic habitからgarden gateまでの流れが本当に大好きで。seequretがCD音源とはまだ違った雰囲気を出していました。落ち着いたパートだからこそYORKE.さんのペイントもじっくり見ることが出来るのでOLDCODEXの醍醐味を噛み締めることができます。

 

本人たちもおっしゃっていましたが、大阪のオーディエンスは本当によく声が出ていました。OLDCODEXを迎え入れる、最高のおもてなし。なので、2日目が終わった時ツアーがその日で終わりだったのではないかと錯覚するほどでした。

 

 

もしまたOLDCODEXがツアーを行うとして大阪公演がないというのは90%くらいありえないと思います。しかし、大阪の盛り上がりは次がある当たり前をある意味ぶっ壊すような、また帰ってきてくれるとは思うけど…と頭の片隅で思うことなく、その時その瞬間を"ONE PLEDGES"に変えていく。そんな気がしました。ONEだけど"S"がつくとはこのことだと思います。

 

 

他の公演もきっとそんな瞬間たくさんあったはずです。行ってなくても分かります。ツアータイトルから始まってツアータイトルで終わる。OLDCODEXは物語を作るのがうまいなあと思います。わが道を進むスタンスの人たちなので少し外れているかもしれませんし、ランティスに所属している以上一般人の目に触れることが少ないです。武道館で公演できるくらいに成長してから行った今回のツアーはもっと外へ出て行ってほしいなと強く感じたものでした。

そして、もっと彼らの遊び場で一緒に馬鹿やって騒ぎたくなるような、そんなツアーだったと思います。

 

拙い文章でしたが、ここで締めくくりたいと思います。
OLDCODEXは実際に行ってからが本番です。